ウイスキーの渦
雨が止んで風が凪いで君が泣いてあたし死ねないで、
いつものようにグラス傾けて夜が明けるのを待ってるんだ。
「つまらない話をしようよ、嫌になるくらいクダを巻こう」
胸を刺す君の言葉に消えたあの日の幻を見た…
今夜はウイスキーの渦の中に落ちるわ。
ごめんね、あたしもうダメみたい。
そんな目であたしを見るのはやめて、
あたしは踊らされているだけだから、
そんな目であたしを見ないで、
お願い、今すぐに出て行って。
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