ひとり鼬ごっこ


なぜだか作るものすべてをいつでも歪めてしまうんだ。
楽曲や真実、ギターの音、鍋の中の野菜たち…
どうかこんなに歪めるのを許して。
でも、この歪んだ世界をもう少し歪めることができたら、
どんなにいいだろうって思うよ。

なぜだか触れるものすべてをいつでもこぼしてしまうんだ。
チャンスやお酒、タバコの灰、口の中の愚痴と嘘…
どうかこんなにこぼすのを許して。
でも、このきらきらしてる夜を明日にこぼすことができたら、
どんなにいいだろうって思うよ。

なぜだか覚えるものすべてをいつでも忘れてしまうんだ。
約束や方程式、パスワード、夢の中の君の顔…
どうかこんなに忘れるのを許して。
でも、この脳に張りついた君の声を忘れることができたら、
どんなにいいだろうって思うよ。


またいつもとおんなじなんだ。まるで鼬のひとり遊びみたい。
もうどうでもいいやごめんね全てを歪めてこぼして忘れてしまうよ、さよなら。



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