seasaid


「 あたしはいつもここにいるから
 近くに寄ったら顔を見せてよ。
 お酒を持ってきてくれたなら、
 あんたの泣き言聞いてあげるよ、夜明けまで。
 あたしは何も言えはしないよ。
 でも傍にいるだけはできるから遠くまで行かないで。
 あたしの背中から昇ってくるあの新しい太陽を見せるよ。
 凪のときにはいちばん綺麗にあたしの波音で歌ってあげる。
 あんたの涙なんてあたしが溶かしてあげる。
 あんたの涙なんてあたしが溶かしてあげる 」

 彼女は言った。



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